ジオパークガイド養成講座3回目・岩井温泉の地形と地層の仕組みレポート

山陰海岸ジオパークガイド養成講座初級編 第3回目は愛宕山でイノシシに遭遇するハプニングもありつつ…兵庫県立大学助教授の松原先生より岩井温泉の地形と地層の仕組みについて岩井温泉集落〜旧岩井小学校〜愛宕山頂上〜ゆかむりの塔〜愛宕山神社など歩きながら講義して頂きました。

まずは地層の解説と共に、歩いて岩井温泉の源泉へ。その後旧岩井小学校に行き、建物の基礎に使われている石の話や窓ガラスや腰壁が明治の時代のまま温存されていること、旧岩井小学校が廃校後どのように使われてきたかなど歴史と建築について学びました。

旧岩井小学校から少し歩き愛宕山を登ります。愛宕山の頂上にはゆかむりの塔、そして愛宕神社があります。愛宕山の展望台から岩井集落を望むことができ、岩井温泉付近の昔からの集落の成り立ちや断層からできた山の起伏、扇状地、温泉について、地層の仕組みから田んぼ、集落の場所を昔の人々は良く考えて作られていることを学びました。家を建てる際の土地や基礎の石の種類や土壁が何が良いかなど、住まいにまつわるお話も興味深く聞き入りました。

愛宕山下山道に珍しい植物やまさかのバナナの木に出会い、花をこんなに身近にみることができ驚きです。

今回の山陰海岸ジオパークガイド養成講座では岩井の魅力をさらに発見することができました!やはり資料や参考書で勉強して知識を得たつもりでも「現地を見て感じながら学ぶ」ということが大事かと実感しましたし、個人的にも面白かったです。

''いわみガイドクラブでは、岩井温泉界隈のガイドも行っております。ぜひ、ご利用ください。''

山道では、鹿が木の皮を綺麗に食べ尽くした倒木があり、なぜこの木だけなんだろうと木を匂ったら甘い匂いがし美味しいのかな…っと木の皮を舐めてみたり、途中で気になる木の実を食べたり、嚙んでみたりとなんでもとりあえず肌で感じる派のスタッフKでありました

植物もセンブリやフユノハナワラビ、リンドウなど様々な生態が見られ、地質のことを勉強しているのに下山時はみんな植物に夢中になりなかなか進まないという…いつものいわみガイドクラブらしい和やかな講座になりました。写真はランダムに25枚プラス1枚あります。

是非ご覧ください。
 岩井温泉集落の景色や植物などの写真26枚

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